Lady in Gold
オゲンキデスカ~ 落ち込んだりしてばっかですが私は元気です。
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水曜日のレディースデーに映画を見てきました。「黄金のアデーレ 名画の帰還」という、ヘレン・ミレン主演の実話を基にした映画です。クリムトの名画の中に、「アデーレ・ブロッホ=バウアーの肖像」という肖像画があるのですが、その絵のモデルの女性の姪御さんの話です。
この絵はかつてナチスに奪われて、戦後うやむやのうちにオーストリアの美術館に収められていたのです。その絵の価値は推定額1億円。ナチスから逃れてアメリカで暮らしていたこの絵のモデル(アデーレ)の実の姪が、オーストリア政府を相手取ってこの名画の所有権を争い、ついには裁判で勝利したのですね。ユダヤ系の富豪の娘だったこの女性が、ナチの侵攻から着の身着のままで辛くも逃れる過程と、老境に差し掛かってから、思い出の絵を取り戻そうと駆け出しの弁護士と共に奮闘する様子が描かれています。
ナチとユダヤ人の問題では日本人は賢明な先人のおかげで白い手でいられるのは幸いなことです。確か、日本政府はドイツの人種問題には関わらないようにしていたはず。奇しくも杉原千畝さんの映画も公開してますね(私は昔加藤剛さんが演じた杉原さんが好きだ)。
しかし、オーストリアはナチスドイツに対してはにが~い過去がある。オーストリアはドイツに併合され、国民はヒトラーを歓迎したから。ウィーンに入ったドイツ軍をオーストリアの人々が熱烈歓迎するシーンがあるんですが、どこか適当な場所で撮影したかと思いきや、なんと、実際にウィーンでロケをしたそうで。この撮影を許可したということはオーストリア側にとってかなり重大な決断だと思います。
ユダヤ人とナチスの問題はこの物語のそもそもの発端ではあるのですが、オーストリア人のモナリザ、といわれたこの絵は、この姪御さんにとっては叔母や叔父、両親との幸せな時代の大切な思い出なんです(この絵だけでなく他にも多数の絵画の奪回を求めたようです)。ナチスに奪われ、オーストリアのユダヤではない人々によって追い詰められ、両親を置いて国外に逃げなくてはならなくなった、その苦しい思い出すら象徴する絵なのです。ゆえに、この絵を取り戻しても、それは彼女にとって勝利ではなく、正義を示すことが出来たという、ただそれだけのことなのかもしれません。
それにしてもヘレン・ミレンは素敵なおばあちゃんですね。年取ったらあんな感じになりたい。スマートで上品なスーツを着て颯爽と歩いてみたい。
以下お返事でございます。
12/7 10:55にメッセージをいただきました方
お読みいただきありがとうございます! ロイたんの叔母様の登場を楽しみにしていただいて嬉しいです。次回作でも叔母様も賑やかしに登場してもらってます。ロイエンタールって普段は静かで、自分に関することはいろいろ考えていても表に出さないんですよね。内に籠るだけに、突然爆発してしまって周りを驚かせることになるんではないかと。そういう性格の片鱗をあの通信のシーンで表現してみました。次回作もあんな風なロイたんの繊細なところを描写したいと思います。ゼンネボーゲン閣下は出て来てくれるかな? 司令官閣下のスケジュールを副官に聞いてみます(笑)。
マニキュアリストの薔薇の背景に気づいてくださって恐縮です。なんか、最初のアップの後に出来心で薔薇に変えてしまったのですね。あの気の毒な感じが自分でも好きなので、また書きたいな~と思っています。楽しんでいただけるお話を書くようにがんばります。
次回作はたぶん全体の半分近くまで到達したと思います。いつもながらいろいろ詰め込んで長くなってます。長編まではいかないと思うんですが。そもそも、次に続く冒険物語の前置きみたいな位置づけなので、あまり長くなるとどうかと。でも、かんばります。全部書き終わらなくても終わりが見えたころに、冒頭部分をアップできるようにしたいな。
もう少々お待ちください…。
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