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ロイヤルスイート

お暑うございます みなさんいかがお過ごしですか

サイトにご来場ありがとう(パチパチ) 拍手もありがとう(パチパチ)

今年の夏のイベントに東京ステーションホテルに行ってきました。

あ、ご注意ください。泊まって来たではありません。行ってきました(笑)

言わずと知れた東京駅に直結したホテルで、今年は開業100周年。

東京駅は赤レンガの旧駅舎を復元しましたが、ホテルも同様に復元し2012年に完成しました。赤レンガの外観と細長い南北に延びる建物で、ドーム型の屋根が両端にあるのが特徴的です。東京駅の正面はまっすぐ皇居に向いています。

完成してしばらくしてこの外観と、ドーム型の屋根を見に行きました。このドームが面白くて、いろいろ意匠があるのですが、高い位置にある飾りなどは当然、見えにくい。しかし、ホテルの客室の階ならドームの上方に近いので、じっくり近くで見ることが出来るのです。

ホテル開業100周年の記念に、このホテルの内装を見学し、その後ホテル内のフレンチレストランでランチを、というプランに行ってきたのです。ランチのお料理もおいしく、また、ドームも宿泊者だけが立ち入れるバルコニーからじっくり見れましたよ。

さて、直リンは出来ないので、皆様各自東京ステーションホテルのHPを検索ください。『客室・施設』を選択されるとこれから私が説明する内容が良くお分かりいただけるかと存じます。

このホテルは東京駅のホームに添うように建っています。東京タワー333mより2m長い335mという長さ。直線の廊下が特徴的です。ほとんどの客室が中央に位置する『パレスサイド』という部屋でしょう。こちらは皇居に続く御幸通りを目の前にして丸の内のビル群に面しています。目の前は現在工事中の駅前広場が完成すればずっと快適な眺めになると思います。オフィス・商業ビルが丸見えの2~4Fからの眺めは如何に丸の内であろうと、見るべき程のものではないと思われます。たぶん…。

一般の客室で泊まるべきは明らかにドームサイドです。お部屋からドーム内の彫刻やロココ趣味の卵色の綺麗な色合いを眺めることが出来ます。

このホテルの長大な廊下を歩いているとき、案内係さんが示したある部屋がありました。彼はそれまでも文豪の誰それが泊まった部屋はこの辺にあった、と教えてくれたり、廊下に飾られた写真を示してかつての東京ステーションホテルの説明をしてくれていました。その部屋は少し廊下から奥まったところにあり、両隣には他の部屋のドアがありません。

『この部屋だけに金のプレートで部屋の名前が書かれているんですよ』

他の部屋は部屋番号だけでした。そのドアにつけられたプレートには麗々しく、

 Royal Suite

と書かれているではありませんか(全部大文字だったかな?)。ロイヤルスイート! 私は鼻息荒くスマホのカメラを構えましたが、金プレートが光って撮れませんでした…。

スイートルーム…。それは誰もが一度は憧れるが、決して一般人には立ち入ることが出来ない世界…。スイートに泊まれる金があるなら旅行に行くよ的な…(小市民)。

ここならロイたんが泊まるのにもいいかも(←は?)と、ウキウキと当ホテルのHPで客室案内を見た私は撃沈しました。

これは皇帝級だった…! 

部屋の設備から察するに、これはだいぶ公的な感じの部屋です。おそらく、皇帝とてここはプライヴェートには使用せず、執務用に使うのではないかと思われます(寝室は仮眠用か、お付きの控室)。

ホテルコンシェルジュは以下のように、皇帝陛下のご滞在についてご説明申し上げました。

皇后並びに皇子殿下とご一緒の時にはぜひ、2室あるうちの広い方のメゾネットスイートをお勧めいたします。可憐で清潔感あるお部屋はお妃さまやお子様にもぴったりの空間でございましょう。

もう1室の少し手狭な方はグリューネワルト伯爵夫人お一人で。は、お義姉さまに広いお部屋の方をお譲りしたいと皇后陛下が。え、皇帝陛下はむしろドームサイドのお部屋をお望みになられるかも知れないと。ドームサイドも当ホテルの自慢のお部屋ではございますが…。ご家族様には広いお部屋の方が…。

(気を取り直して) 元帥方にはアンバサダースイートが結構かと存じます。2室しかございませんが…。おおなるほど、双璧のお二人がむしろ喜んで一部屋をシェアなさるだろうと。ベッドはダブルかツインか悩みどころですな…。

提督方にはメゾネットタイプのお部屋がありますが、リビングと寝室が2階に分かれているのでアットホームな雰囲気です。7室のみですのでシェアしていただく必要がございます。

………。

世界には5つ星のラグジュアリーホテルがたくさんあると思いますが…。

ロイヤルスイートに泊まる、しかも記念日的にではなく気軽に泊まる人ってどんな人でしょうね…。セレブ? 映画スタア? 帝国軍元帥?

我らがロイたんはどの部屋でも黙って受け入れるでしょうが、彼が自分で選ぶとしたら、値段ではなく、ホテルの設備、サービス、すなわち一番すぐれたホスピタリティを提供するところだと思われます。しかし高級なホテルほど上質のホスピタリティを提供するのが世の習い。それには高額の出費が要求されるものですがね…。


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