top of page

Something to say

こういうこと

ご来場いただき誠にありがとうございます。

拍手も感謝感激です。

「フェリックスの旅」、クライマックスを更新です。

カードのことについて、実はこのエピソード単体で最初はお話を考えていました。つまり「フェリックス…」では過去の出来事として三人称で語られていますが、子供のロイたんを主人公にしたお話を考えていたわけです。でも、考えるまでもなくそれはかなり辛い話になりそうだなと。

直接話法ではとても書けないので、ではエルを持ってこようかと考えたのが第二段階。でも、自分のロイエル話は順を追って書きたいなと思っていたので、二人がそこまで親密になるまで結構時間がかかりそう…。

フェリックスの話を書く段階でこのカードのエピソードが『いっそ書いちゃいなYO!』と忍び寄ってきて、この話に陰影を与えてくれました。最初はホントに救いのない話だったけれど、エルが現れて少し風向きを変えてくれました。ロイたんが悲惨な経験をしたことは変わりないのですが。

ここで自分の小説についてあまり説明すべきじゃないと思うのですけど、彼女の書き方はこれでいいかどうか、今でも分かっていません。エルにとってはロイエンタールと一緒にいた時間より、フェリックスと一緒だった時間の方が長いわけですよね(十月十日も含めて)。それでいてなお、子供を手放したその心境はどんなものだったかと。

おそらく、父親と一緒に過ごさせたかった、いや、違うな、ロイエンタールに僅かの時間でも自分の子供と一緒に過ごさせたかったのだ、というのが私の見解なのですが…。

別枠でラブコメタッチのロイエルを書いてますが、ここまでつなげたいのですよ。実際に二人を中心に書くことになった時、彼女についてもっとよく書けるようになっていたらいいと思います。小説に書いていることは必ずしも書き手が実際に経験したことばかりではないのは分かっていますが(宇宙で大戦争をしたり、皇帝になったり?)、男女のこととなるとやっぱり自分の経験不足を痛感しますね…。

さて、「フェリックスの旅」は次回、大団円を迎えます。ここまでお読みいただきありがとうございます。次の更新もどうぞお楽しみいただければと思います!


Recent Posts
Search By Tags
まだタグはありません。
Archive
bottom of page